●医師意見書とは?
まず、福祉サービスを受けるにあたって、「サービスを受けることが個人にとって必要」という証明が必要になります。そのために、書面での証明を提出し申請する必要があります。
その書面での証明とは、
「医師意見書」もしくは「療育手帳」、「医師による診断書」等になります。
医師意見書とは、医師が発行するものであり、どのような書式でも構わないので、
①「サービスを受けることが個人にとって必要」ということ
②その理由
の記載があれば、福祉サービスを受けるにあたっての意見書となります。
医師意見書と医師による診断書の違い
診断書とは、診察を受けた個人の症状や診断を記すものであり、「自閉症スペクトラム」等何らかの診断を受けた方に対して発行されるものです。
一方、医師意見書とは、診断はされなくても、診察を受けた個人についての意見を医師が述べたものです。
低年齢のお子さんの場合、診断がされないこともありますが、医師によって「福祉サービスを受けることが必要」と認められれば発行されます。
医師意見書を希望する場合
医師意見書の発行は、発達外来のある小児科や児童精神科になります。
しかし、発達に関して専門外来のある病院は、予約が取れるまで時間を要することもしばしばあります。発達外来にかかっておられない方は、まずはお住いの自治体(区役所や市役所)の発達相談(子育て支援室等)に相談に行かれることも一つの方法です。
自治体にもよりますが、自治体に所属する心理士や医師によって発達検査、診察を受けることができます。
また、自治体からの紹介で児童相談所(子ども相談センター、子ども家庭センターということもあります)や病院を紹介してもらえるケースもあります。
それぞれの自治体で体制も異なりますので、まずは自治体の窓口に行かれてどのようなサービスがあるのか、福祉サービスについて相談されるのも良いです。
※ゲンキキッズはスバコキッズのカリキュラムに準じて運営しております。
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